食品会社のニチレイ、カレー約１万個を自主回収！加熱殺菌のし忘れが原因

大手食品メーカーの「ニチレイフーズ」は、出荷したレトルトカレーの一部に加熱殺菌処理をしていない商品が入っていたとして、１万個余りを自主回収すると発表しました。

ニチレイフーズが自主回収するのは、レトルト商品の「新宿カレービーフ」で、賞味期限が２０１６年３月２５日と記載されている商品です。ニチレイフーズによりますと、今月２２日、この商品を販売していた都内の飲食店で、カレーの入ったパックが膨らんでいるものが見つかり、回収して調べたところ、加熱殺菌処理をしていないことが確認されたということ
です。

会社が製造した工場を調べた結果、ことし３月に箱詰めの機械が故障した際、従業員が誤って加熱殺菌処理をしていない商品を使って機械を試運転し、そのまま出荷していたことが分かったため、会社側はこの日に製造した１万５９０個をすべて自主回収することを決めました。

これまでのところ健康被害の連絡は入っていないということです。この商品は主に、カレー専門店の「カレーショップＣ＆Ｃ」の店頭やギフト商品として販売されていて、ニチレイフーズは「ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」とコメントしています。問い合わせ先は「ニチレイフーズお客様相談センター」０１２０ー１２ー４０９９で、午前９時から午後６時まで。